びば錦糸町

なぜ吉田さんは笑い転げていたのでしょうか?
記憶に残っていないので、自分も同じだったのかも知れない。

この、キンミヤ焼酎というのは初めて飲んだつもりだが、
他のところで実は飲んでいるかも知れない。以外にうまいかな。
この女性の絵が不気味で、非常にかっこいいです。

アジア系のカレー屋で、マレーシアを歩いていたときに
よくあった風景かも知れない。

これは見事な隙間である。左側の「でこすけ」は、この写真では隠れているが、
中に店主のおやじさんがいて、7時前だが客は誰もいなかった。どこにでもある
肴とどこにでもある酒をだすという雰囲気だが、それ故にこ隙間が今、どこにもない価値を持っているように思う。

めちゃめちゃ良い景色。子供の石像が滅多にないほど全身で豊かな表現力を発揮している。何より、その横にいる小さな子供の可愛さが、石像などとは比べる由もない。「たばこ」というのは、子供の後ろにある店で売っているもので、いまお母さんが何か買い物をしているところ。
ちょっとしかし、子供を連れて行って大丈夫かな。



駅の北から南側に抜けたところに、屋台村。この店は非常に気になる。ひとりで
屋台に向いて静かに飲む男がいた。

意図がよく分からないトイレの上の人形たちである。なんで、誰が作ったのだろうか。ここに来る直前に青い光の道を通ったが、その雰囲気の延長で、癒しを目的としているのだろうか。それにしては、ちょっと色がきついかな。この近くに、もっとケバケバシイ色とりどりのトーテムポールもあった。

これが、その青い光の道。たしかに目が癒されるのであるが・・・ どうも分からないのは、この道の前後にある町とこの道の不連続性。だって、ここは、あの錦糸町ですよ。錦糸町のどこが悪いとは言わないし、むしろ非常に好ましい街だから今回選んでいるのだが、この町の色は、少なくともこういう青ではないわなあ。ここに青があると、どこか物悲しい。

いいですねえ! いったい、何の店やねんという感じが、これ正に日本の心である。客に入って欲しいような、欲しくないような衒いのなさじが、安心感を与える。

今回、最大の収穫。どうですか、この「破れかぶれ」の語源ではないかと思われるような店構えは!右側の張り紙には「ジャズで一杯」とあり、色褪せた「のれん」と、その上の、まあ筆舌に尽くせないかぶり物は。この感じのままで、何の引け目もなく、この町の厳しかろう競争の中を颯爽と闊歩する。本当に中身のサービスへの誇りをにじませながら、どのような光輝く装飾よりも強烈に、鎮座して主張しているのは素晴らしい。

この公園のデザインが気に入った。石が両の縁に敷かれ、まるで京都の神社仏閣のような装いを帯びて、なんとびっくり錦糸町のど真ん中である。で、その公園の隅っこに、はたしてあったのがこの稲荷神社である。もっと中に入ると、これまで見たキツネ像でもトップクラスのリアルなコワモテのコンコン様が何体もおかれ、非常に高度な美術工芸価値を持っているように思う。あまりリアルなので、敬意を表するためそこは
写真にはとっていない。



さて、このような錦糸町であるが、やはり本来の高架下はこれだろう。この並びの、どこに入っても幸せな気持ちになれるだろうと思う。しかし、何故か今回は、線路から遠ざかる方向に歩いて、冒頭の写真の店に入ったのだ。一体、これは何故だろうか。この秘密は自分の心の中にあるはずだが、未解決の問題である。ただ単に、今回は電車で来たから駅から離れたいとか、そういうことだろうか。
いや、原因は錦糸町の町並みそのものにあるように思うのだが・・・