day官山

 東横線、中目黒の手前。 代官山です。 代官山。 生憎の雨ですが、自由が丘からの帰りにちょいと下車しました。 多分、下車したのは10年ぶり位になるかも・・・。 いつだか、建築のシンポを聞きに来て以来かと。

 代官山駅より、恵比寿西側へ出てみると、かわいらしいというかshopの看板です。 私は代官山は、住宅地と思ってます。 落書きだらけだな。 大谷石かな、コケで黄色く変色してるのか? スプレーか?

 奥行きがぁー。 深くないな。 この靴屋。 鏡です。 撮影した私が写っている。 正面からの撮影は失敗です。 ちょいと角度があると靴がづらーっと並んでいる。 ブーツですね。 マーティンは。

 道を降ると、行き止まりと駅へのブリッジ。 上に個人住宅が積んでてモコモコと言うか、ゴツゴツした感じがの空間です。 立体的に魅力を感じます。 神楽坂とは少し違い、Openな感じ。 鉄骨の足基が見えないで左官塗りならヨーロッパな印象。

 駒澤通り、猿楽町方面ヘ行くと。

 こんなビル、昔からあっただろうか、全然記憶に無い。 代官山スタジオ、情報館ですか。 右へ流れて、ラヴァりア代官山、これは最近でしょう。 アドレスができたからな、確か97年ごろは、工事中だったと思う。 中庭が広いな。


 猿楽町、蛇行しているなぁ。 見通しが悪いが、先が気になる。


 干してある洗濯物のTシャツも洒落て代官山。 木製ルーバーでプライベート確保だ。

 sarugaku a〜fです。 日経系の雑誌で見た気がします。


 面白いですね。 サロンにBar。 群、集落系ですよ。 本当は、中央通路型じゃない方が、それらしいだろうけど。 壁とガラスのスクリーンを交互に進む空間。 B1階と2階まです。 1棟の角度が違うだけで、随分、ランダムな空間に感じます。 建物がごみごみした感じが楽しい。 でも、白い壁色がすっきりを演出している。



 多いな中庭。 やはり、集落って感じではないかな。 日本のこの辺りでは、当然、境界線で既に区切られている。 そういう意味で中央通路は、小道に付属する網目状の道で街を歩くには楽しい。 透きではあります。 平面的に網目って感じですね。 これらの建物群が塀で囲まれていれば良いかという問題でもないなぁ。 多分。
(巨匠:原広司は「集落の教え100」って本を出してます。)
 
 この辺りは、特徴的なデザインのshopが多いですね。

 このルーバー?羽は、電動しきかな。 不思議な緑の柄だね。

 カウンターが光っている店。 柱がにょきっと広がる。

 ヒートアイランド現象対策用のコケネットを使用した壁の店。 このコケ壁、初めて見ました。 カタログでしか見たことがない。 以前、私はこれを飲食店の設計で少しだけ使ってみたかったんです。 でも、何故か目立たないな。 このエリア・街角に馴染んでいる。

 蜂の巣の中が光っているような靴屋さんです。 四角の構成が心象的です。 奥の線の通った棚と手前のレンガ目調のガラス格子のコンストラクトと言うか、対比された感じの構成が良いんだな。 多分。


 ヒルサイドテラス。 巨匠:槇文彦 緩やかに見通しが。

 高い天井まで続くガラスの波が美しい。 つややなか。

 終わりの曲がり道。 随分、暗いです。 駒澤通り沿い、付近にはデンマーク大使館や旧朝倉家住宅などがある。 静かなエリア。
  
 ヒルサイド沿いに、駅方面へ戻り、今度は代官山アドレスに行きました。 でかいビルです。 渋谷方面の勾配のきついエリアへ戻っているわけですが。

 嫌でも、半地下的な階設定が目立ちます。 坂ですから。 そんな中、ビル・マンション中腹の階のエントランスより、上空通路を使って駅に戻ることにしました。 細く伸びて見下ろせます。


 下る谷間のような道路の上を直行するように曲がる上空ほど歩道は、ある意味、ここが透き間なのです。 7〜8mレベルでしょうが、空を制した感じで一人優雅です。 正面の段段に階を増したマンションらのひしめく様に何故か吸い込まれるようです。 歩道の線路へ沿う曲がりも引き込まれます。 まあ、直角で湾曲・弧を描くってほどではないのですが。

 駅ホームから見るとこんな感じ。 暗がりを作るだけの存在ですが、電車が見えるこの並走は駅の使用者に安心を与えているのかもしれません。
 
 「いわゆる商店街」って感じのものが無い街ですね。

撮影日090721:P3A 吉田