三ノ輪橋と大関横丁

 南千住の仲通り商店街を抜け日光街道に出ました。 南千住と東日暮里の境目です。 都営荒川線の三ノ輪橋駅が、こんなに近いとは思いませんでした。 地図見て近いには近いと解かってはいたものの。 自転車速度だからだな。 この辺、初めてです。

 三ノ輪橋商店街だそうですが、1棟のビルでしょうか。 写真屋さんがある。 蛇腹カメラにレフ板があるんだろうなぁ。


 甘いものを売っているお店や、食事処があります。 昭和レトロな感じです。 明るいせいか、綺麗だな。 天井の照明やハンチの見えた梁が年代を感じさせます。

 すぐに抜けると、十字路の先に小広場。 そこは荒川線終着駅の三ノ輪橋です。 ご年配の方が写真を撮ってますね。


 普段、JRや地下鉄ばかりの使用者の私には、この線は親しみというか、何やら電車とは違う感覚を感じますね。 高架というものとは無縁ではないけど、遠い感じもしないでもないな。 ホームも、そんなに高い段差がないです。 今、おばあちゃんが電車に乗るために小走りで頑張ってます。 



 バス停感覚ですね。 昨年、広島でも路面電車を見ましたが、あちらはもっと街中を網羅していて車道の真ん中に線路が埋め込まれてました。 ここは、アーケード商店街と平行に走っていて降りるとすぐ隣の通路で日常品が買い物できます。 ホームから居酒屋に入れたり小さなストアーにも入れます。 高低差の少ない徒歩の街ですね。


 ジョイフル三ノ輪橋商店街です。 このアーケード商店街が、路線に平行に走ってます。 もしかすると、商店街の端は荒川区役所前駅まで行っているかもしれません。



 半分くらい閉まってますが、結構、人で賑わってます。 自転車が複数台行き来するには、巾が少し狭いかな。 4月に行った宇都宮の屋根付きアーケードは広かったので比較にならないな。 赤羽や高円寺のパル通りも、もっと幅があるな。 撮影がうまくいかなかったですが、通りの中には銭湯(大勝湯)があったり、線路との間に商店街事務局などもありました。 ほのぼの系商店街だ。 厚揚げとかガンモが食べたい!

 約2m幅の通路に左折すると、線路へ。

 左側に振り返りれば、三ノ輪橋駅が見えます。 この線路沿い通路、狭いけどなんとか抜けられるなぁ。

 自転車降りてたんだけど、乗っても擦れるほどの狭い隙間道。 住宅地に亀裂のような細さで走っています。 住宅地の中をゆっくり。 庶民の足だなぁ。 何故か解からないけど、この地の平面像に対して毛穴・毛根の断面像が浮かびあがった。 往復(リターン)だから、クルドサック(Uターン)とは少し違うんだけどな。 後で考えたんですが、そのあまりの狭さに「抜ける」「抜けない」とか、個人的な虚しさが過ぎったのかもしなれません。・・悲しい、嫌、寂しいが正しいのかも。 ある種、私、この道に嵌ってしまったのかもとも思いました。 この道、抜けられるかヒヤヒヤなんですね。 電車横切ったら、怖いですし。

 何とか、踏切までたどりつき、線路を渡り東日暮里方面へ。 明治通り大関横丁と呼ばれる界隈へ。 途中、極楽荘なる鴨居のあるアパートを見つけ、三ノ輪橋駅にも鳥居というか稲荷があったなぁなどと思いつつ。 大関横丁を捜すため、右に左にきょろきょろと。


 結局、スーパーオリンピックは見つけたのですが、横丁は見つけれませんでした。 バス停:大関横丁はあったんですが。 付近の交番でおまわりさんにも聞いたのですが、明治通り日光街道の交差点の辺り一体の地名だそうで、いわゆる横丁は無いそうでした。 ・・・恥ずかしい限りです。
 

撮影日090816:P3A 吉田