かっぱ橋道具街は続く。

 この向こうの並びの国際通りは通った事があるのですが、ここは来た事が無かったです。 しまった。 アーケード入口の写真を撮り忘れました。


 本日は、初めての共同探検です。 常連のO守様との探検開始です。 そもそも、飲み屋街では無く、この時間は買い物客がそれなりにいます。 観光客かはわかりませんが、ここにも外国の方がちらほら。 地図で見ると言問通りまで続きます。 長いですね。 写真の上方に見える、多分河童小僧のような看板が、少し怪しいです。 清酒のCMで「かっぱっぱー、呑んじゃったぁー。」ていう音楽の物が昔、あったと思うのですが。 日本酒名が出てきませんでした。


 包丁屋さんです。 出刃から、鉤刃と言うか鋸包丁もありますね。 使用用途を考えさせられます。 銀座・築地も地区的に近い方かも。 若い寿司職人とかが買って行くのでしょうね。 鋸系は鮪の解体なんかに使うのだろうか。 身は別として、骨とかも固そうだし。 商店街入口から、刃物か。 基本作業の1種類なんだろうな。 O守さんも、結構魅入っています。 「鋭さ」とか「スチール刀身の輝き」に何かを感じているのでしょう。
 
 探検後半でも、刃物屋を見つけました。


 ややナイフ系ですね。 プレス加工って感じがしますが、どうだろう。 刀身のくぼみや穴が、機能を生んでいる物ですね。 肉野菜を切る際に背にくっつかないのです。 くぼみ・穴の隙間に空気が入って。 文明の利器です。
 


 天井にひしめく提灯に、足元に詰まれた蓋付き壷が何か訴え掛けてますが、何でしょう。 壷は、思わず蓋をずらし空けたくなります。 物を空ける(Open)に動作にもいろいろあるな。 ずらして隙間を作ったり、持ち上げて隙間を作ったり。 これらは、おそるおそる覗く時の動作で、全部空ける前の確認、予備動作的ですね。
 
 野口商店。 金物屋さんですね。 ブリキ・ステンレス。


 生抜きがたくさん。 クッキーとか作る奴ですが、同心円上と言うか、びろびろーって広がるように同じ形が広がってます。 目にきついです。 よく見ているのこの大きさの違い、隙間にくらっときます。 並び方を変えるとシンメトリーな模様も作れますね。
 

 向かいのお店ですが、これはもうビルと言うより箪笥だな。 2階と3階の窓からぎっちり見える。 タンス・道具箱。 偶に吉田はマンション(集合住宅)をみるとバルコニーと言う引き手の付いたタンスに見える時があるのですが。 品揃えとストックの為の階が丸見えだ。 ・・・俺の思い込みで、売り場だったらどうしよう。 

 進みます。 O守さんが、ふらりと左折しました。

 小さな製作所を見つけ撮影してます。 売り場である商店街の裏に造り場・工房がある。 こういう所が大切なんだよなぁ、と。 これはある種、隙間ですね。 なるほど、これは吉田はメタ認知で良いしょうか。 完成品を並べる通りの裏に、プロセスと言う隙間ですか。 しかし、それはかっこ良過ぎるのでは。 そのネタ、私にくださいなーんて。

 工芸品の店、オクダです。 網網ですね。 


 もしかして、ドジョウすく・・・ではないですね。 鰻とか渓流淡水魚用の罠かな。 岩の割れ目にセットして1日置くと何匹か、魚が入っている奴? 売っているんですね。 一瞬、割り箸とセットかと思いました。 隣に腰壷がありましたから。 あれ、冗談ではなく、本当にドジョウすくい用の網もありますね。 
 

 商店街の反対の力強い足取りの方を発見しました。

 一時、合流です。 すぐ分かれてしまいましたが。
 ちなみにO先生、今日のファッションは「カジュアル」ではなく「スポーティー」だと思います。 もしかしたら、「ラフ」かもしれません。 そう感じますが、判断が難しいです。 隙間です。 

 商店街向かいのアーケードに移動。 接続路地にも入りました。 鍋の博物館だそうです。 なんだか煌びやかですね。 


 鍋マン? 鍋ロボット?もいます。

 なんでしょう。 ここは、他の場所の雰囲気を感じます。・・・ 解かりました。 個人的な感覚ですが、秋葉原の電気街のお店のような感じです。 石丸電気とか、パナソニック(電工)の売り場みたいな商品展示と言うか、シャープライン看板です。 少し、昔の電気街側の印象ですね。 プレステとかって感じではないですね。

 時間も差し迫り、通りを戻ります。


 食欲の演出家、東京美研。 つやつやしてますね。 パフェとかいいですね。


 また、ディスプレイですが、これはちょいと違う意味が含まれている部分がある気がします。 食べ物のフェイク(Fake)?、イミテイション(imitation)?です。 模造品という本物で、本物を飾れないのので偽物を飾る。 虚像を見せる実像? 実像をわからせる虚像? 自分でも何を言っているのか、解からなくなったので保留します。 今後の課題かな。

 もう一軒ですね。

 手前にはケーキがあります。 本当にケーキやみたいです。

 中の陳列棚もケーキ屋かパン屋バイキングみたいで本物みたいです。 一歩踏み込んで見たら、寿司もずらりと陳列していてケーキと寿司にミスマッチを感じて、少し面白くに笑えました。 やはり、演出ですね。 実際の商品と同じように作りはしますが、少し綺麗に作るべきだと思いますね。 実物は香や熱(温かみや冷たさ)を感じさせる訳だから、その分を艶・綺麗さで補うしかないから。

 しかし、どんどんお店に入っていきますね。 人気店舗です。
 
 正に道具の宝庫でした。 人に加工の技術を与えたり、代用することで効果を見せたり。 東急ハンズに勝る面がありますね。 楽しめました。 集合です。

撮影日090912:P3A 吉田