イン ドア インド

 先日の大澤先生のインド基調講演同行時の写真です。 15日の夜到着でしたが、インドの煙と言うか、埃はすごいです。 なんとなく、街の空気が白いのが、夜でも解りました。

 景色は、ホテルの5階からの撮影です。 ホテルはデリーアウトライン、リングロードに接しています。 窓から見えている景色は所謂、ニューデリーと言えるコンノートなどの方向、更に奥にはオールドデリー市街です。 しかし、見えているの範囲は、コンノートどころか、大統領官邸やインド門もみえていないです。 生い茂る木々の向うに建設中のマンション(コンクリート造)とクレーンが見える。 デリー全体の開発計画を想像したくなります。 
 街をタクシーで走っていても、立体交差点の横などに大型の建設工事現場も見かける。 とにかく、空いた土地があるし、広い。 建築士として怖い感覚を覚えるのは、仮設足場などに防塵シートなどはない。 又、遠目で見えないが、作業員は日本のように安全ベルトをしているのか、確認できない。
 敷地ではなく、道路に目をやれば。 広い車道の横の広い歩道も、朝はバイクやリクシャーの道路に変わり、歩行者も気が気ではない。 路上のゴミの多さに問題を感じますね。 国は清掃局に力を入れさせられないのでしょうか。 雇用の捻出ですね。 国力の問題ではありますが。 折角の緑も台無し? ただ、放置された緑でしょうが。

 絵は滞在3日目の朝から20〜30分づつ書き始めました。 ホテル部屋の中からです。 下手くそですね。 デリーの溢れるばかりの木々の力を感じない絵になってしまった。 空も埃で白く感じるものの、独特のきらめきと言うか、ひんやりした青色さを感じますよ。 絵に車1台も書けなかった。 朝のラッシュの人の動きなど、少しごちゃごちゃするくらいの方が良い位の込み合いで描きたかった。 描写しようとかっこつけた性で失敗です。 動きのある絵にしたかった。 少し角度が悪いくらいでも良いから、動いている感じにしたかった。 インドのラッシュは歩行者の車道の横断も大変。 絵は久しぶりに描いたなぁ。

撮影日091219(15-20):P3A 吉田 
お正月前に又、インド報告する予定です。