091217 in Delhi

 IITで基調講演当日の朝です。
 歩道を歩いてはいるのですが。


 まるで、道なき道を進んでいる感じがします。 少し、幅が広い歩道と見るや、オートリクシャーにバイクが。・・ なぜでしょうか? ラッシュとは言え、すごいです。 前から、ぶぅぶぅ、うなりを揚げて走ってきます。 リングロードに出たいのか、そのまま、コンノート方面に行きたいのか?  なんにしても、ここは歩道のはず。 我々が遠慮するのはおかしいでしょう。

 整備中なのか、壊れているのか、不明な歩道を進みました。 ブロックがゴロゴロと。 これでは、新品のブロックか、既存のもので使えるブロックかも良くわかりません。 デリー全体でみると、歩道の補修作業は目立ちました。 場所によっては土管(配管)を埋めており、こんな状況から大澤先生は住宅・商店街地のインフラ整備に対して注目し始めました。 IITまでは、徒歩90分なり。・・・


 無事、講演を終了。 他者の発表を聞いていましたが、シンポのデナー企画までは1時間以上があり、タクシーの運転手がお土産屋に案内してくれました。 

 個人的にですが、吉田はこの空間が気に入りました。 日本の着物屋もこのような作りをしている所もあります。 ここは、交渉の場です。 売買のです。 中央ソファーに客を座らせ、背中越しにシルクの商品を出します。 ストックヤードから、直接、店員からお客へのプレゼンテーションへと変わります。 商品の良さを強調します。 見せて駄目だった商品は、洗濯物の様に積まれていたりして。 このステージでは、ディスプレイ的に先に見せることは少ないです。 店員が選んで見せます。これでもか、これはどうだ!と言う風に熱心に売り込みます。 勿論、実際は布のたたみ小口で多少の柄は見えているのですが。・・壁なんかにも数枚、飾ってありますし。  

 商品の詰め込まれた棚の間の廊下を、先生は進みます。 絨毯なども鮮やかです。 少し、空間に段差があり、この建物の空間に引き込まれる感じがします。 奥には扉のある部屋もあり、違う店員がここぞとばかりに商品をアピールしてきます。 道路の埃っぽさなど、微塵も感じない空間でした。

撮影日091217:P3A 吉田