浜松町の金杉橋口。

 延々とタクシーが続きます。 線路沿いにWorld Trade Canter Bldgに続きます。 その付近に行けば地下鉄大門駅もあります。

 この金杉橋口は、20年以上変わってない感じがします。 上空にはモノレール、手前に山手線、そしてタクシー行列。 この狭い線路沿い通路付近に、改札出口も含め、密集してます。 狭さとビルのヴォリューム感と言うか、迫ってくる感じが。 生きている感じが、しっかりありますが、趣きのようなものがあります。 叙情というか、廃墟感までは行かない感じです。 タクシーのテールランプのすきまを人がすり抜け、金杉橋口へ吸い込まれて行きます。

 線路沿いのT字路、第一京浜15号側を見ます。 右手のレンガタイル張りのビルとRC造のビルは、特に変わらない感じです。 この区画には、高層ビルはないです。 5〜6階ですかね。 大通り15号付近のオフィスに人が多くいるから、ここが込むのですね。  

 そこを狙っての立地です。 居酒屋、魚匠。


 10円メニュー? 全品350円均一? ロープライスです。 顧客を回転させる考えと思えど、テナント代は大丈夫でしょうか? 派手ではないですが、1等地ですよね。 魚編が溢れているなぁ。 まだ17時半なので、お客さんは入ってないです。 この窓は、仕事の帰り道に確実に横目に入ると思います。 この窓、特徴的だな。 長いよ、横にながーい。

 戻ります。 左手にちょっと洒落た感じのテナントです。 黄色く光る壁のお店が目につきます。 四角格子の窓に変形開口のお店です。 立ち看板が、時間でくるっと回って変わりましたよ。 少し、奥まった感じがして灯が籠っている感じがしませんかね。 ちょっと壁から前に出した上部照明の効果ですね。


 外装は良い感じです。 個人的には、余り見かけないと感じました。 開口は、緩やかに切れ込んだ感じで、変わった和のテイストです。 入り口が1m位下がり、奥を作ってます。 右手に入り込むのでその方向に左手も持たれかけてる様に斜めです。 窓開口も内部の奥を感じるかな。 青柚子。 ○の模様は何をイメージしたのでしょうか。 私は何故か、シャンパンの泡です。 でも、それでは和のお酒ではないな。 泡盛とかのイメージが正しいのだろうか。 何だろう。 私もなぜ、シャンパンが思い浮かんだんだろう。 左手の緑の看板から、何かを感じたのだろうか。 不思議だな。 もしかして2階の「ジャパン美容外科のジャパン」からではないよな。 一瞬、目についたのかなぁ。 不思議だ。 それなら先入観とは、言わないな。 文字印象からの勝手勘違い? 
 大げさだけど、デザイン的にはコルビジェのロンシャン教会風かな。 かなり大げさで違うかな。・・・  ということは、和風でもないか、洋? 折衷といったところかもしれません。 初めの印象と少しづつ印象が変わってくるデザインだな。


 線路側を見上げます。 モノレールが走ってます。 山手線が先ほど行ってしまった。 タクシーと3種類揃っている時に撮影したかった。 これだけ、交通条件が揃っていると、この2店舗で呑む時は、大分、腰を落ち着けて呑めますね。 繰り返しますが、大門駅も結構近いですから。 この2店舗で次もありですね。 WTCB付近は、どんどん開発が進み変わっていますが、このあたりの変化は本当に少ないですね。 懐かしい感じとまでは行かず、安堵感があります。  


 数年後、ここも大きく、変わってしまうのでしょうか?

撮影日091020:P3A 吉田